交通事故

交通事故示談交渉

交通事故の示談交渉は、通常は事故の相手方が契約している保険会社が窓口となります。この対応をしていると苦しくなってしまうという声が多く寄せられます。弁護士は、この示談交渉を一手に引き受けますから、ご自身で保険会社とお話をする必要が無くなります。
交通事故は、多くの裁判事例が蓄積しているため、ある程度、損害額の決め方などがあらかじめ用意されていることが多いです。このような実務と、実際の経験から、スムーズな交渉をして迅速かつ妥当な解決を図ることが可能です。

交通事故と医学

交通事故は、その痛みを医学的に説明する必要があります。人体についての生理学的知識や、痛みの機序についての理解、そして豊富な医師との連携例によって、医学的な説明を屈指して交渉を有利に運びます。労災申請で培った知識や人脈も交通事故で生かすことができています。

交通事故紛争処理センターなどのADR申立て

交通事故紛争処理センターや日弁連交通事故紛争処理センター等、裁判に至らなくても第三者のあっせんにより、被害者側の損害回復がはかられやすい制度があります。弁護士は申立書を作成したり、必要な証拠を収集して、あっせんを有利に進めていきます。ちなみに私は、交通事故紛争処理センターで6年間あっせん委員をつとめ、現在は日弁連交通事故紛争処理センターの嘱託の仕事をしています。

訴訟

話し合いやADRで解決しなかった場合、裁判をすることとなります。訴状や準備書面という裁判書類を作成し、裁判所に提出するなどのことは法律事務所で一切をいたします。

私の実績と理由

様々な傷害を担当できた理由 医師との連携
(幅広い負傷の取り扱い)

交通事故は被害者側の代理人として活動をしています。死亡事故からいわゆるむち打ち症、打撲傷まで広く取り扱っています。
(痛みを他人に伝える医学的知識)
特に医学的な争点がある事件については、医師と連携して最適の理論構成をすることが強みです。例えばむち打ち症について、強い衝撃が無ければ起こりえないという主張がありますが、実際は頸部がムチのようにしなることによって、しなる部分の軟部組織(筋繊維や軟骨)が挫滅することによって起きる痛みです。衝撃の強さよりもしなりの大きさが問題になるという具合です。

(交通事故が心理面にも影響を与えた)
交通事故によって、過去の凄惨な記憶がよみがえってしまい、心理的に腕が動かなくなった事案では、主治医の先生、大学の先生、保険会社と協力者に恵まれて妥当な後遺症が認定されて適切に解決することができたこともありました。